活性度

 活性度は,塑性指数/-2μm粘土分含有率14)として定義されているから,それは試料粘土中の非粘土質による希釈効果を排除した粘土粒子の水に対する拘束能の尺度となる。試料ベントナイト全範囲の活性度は2.07から8.53まで広がっていることが-5.1からわかる。-1μmコロイド分含有率と活性度との関係を5.11に示した。GM/GCLベントナイトS-19S-20および活性度が異常に高いS-11とを外した回帰直線を-1μmコロイド分含有率について100%に外挿した活性度は8.83であり,ほとんど9に近くなっている。このことはベントナイト中のコロイド分の1質量部が略9質量部の水を拘束することを示唆している。各試料の活性度の回帰直線からの乖離は,個々のベントナイトの性格として捉えるべきである。

表-5.1 ベントナイト試料20 種のコンシステンシー限界並びにその他の基礎的特性の測定結果1
表-5.1 ベントナイト試料20 種のコンシステンシー限界並びにその他の基礎的特性の測定結果1
図5.11 -1 μ m コロイド分含有率と活性度との関係
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